障害者雇用の応募に必須!「私の障害について」障害に関する自己紹介シートの書き方

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障害者の方が、自己紹介やコミュニケーションの際に自らの障害に関する情報を適切に伝えるための「自己紹介シート(私の障害について)」というものがあります。この記事では、そのシートの作成方法やメリットを具体的に解説します。

このシートを使うことで、求職時の応募先や現在の職場でのコミュニケーションがよりスムーズになります。

どのような点を記載すべきか、また障害特性をどう整理するのか、そして求職者や企業側双方のメリットについても明確に説明します。障害を持つ自分をより理解し、他者との良好な関係を築くための参考にしてください。

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この記事は次のような方におすすめです。

  • 障害を持つ人
  • 自分の障害について適切に伝えたいと考えている人
  • 求職活動や職場でのコミュニケーションをスムーズにしたい人
  • 障害に関連する業務上の「苦手なこと」を克服・理解したい人
  • 自分の障害特性を整理しそれをベースに自己紹介シートを作成したい人

このページの目次

自己紹介シート(私の障害について)とは

自己紹介シートとは、自分の障害に関する詳細をA4用紙1枚程度にまとめた文書のことを指します。ここでは、それを「自己紹介シート」としても表現します。

企業や場面によって呼び名は異なることがあり、例えば「わたしの障害について」や「障害についての自己紹介シート」などとも称されます。

求人に応募する際、このシートの提出は必須ではありませんが、希望する配慮事項がある方や、エージェント経由ではなく直接企業へ応募する際にも、送ることをおすすめします。

採用担当者は「応募者が具体的にどのような障害を持っているのか」「どのような配慮が必要なのか」という情報を明確に把握したいからです。

採用担当者の目的は、応募者に適切な配慮を実現できるかどうかをしっかり確かめることにあります。

障害者自己紹介シートの効果的な活用方法

障害者自己紹介シートは、障害者の能力や個性を的確に伝え、企業とのコミュニケーションを円滑にするための重要なツールです。

このシートを使うことで、障害についての誤解を減らし、採用側の適切な理解を促すことが可能になります。

面接や職場でのコミュニケーション向上

障害者自己紹介シートの活用により、面接時の緊張を軽減し、自信を持って自己表現が可能になります。

このシートは障害の特性を詳細に伝え、企業側の理解を深める助けとなります。また、職場では自己紹介シートを用いることで、必要な支援や配慮を明確に伝えることができ、より効果的なコミュニケーションが可能になります。

面接時の有効性と就職後のスムーズな業務進行を実現します。

障害者自己紹介シートの具体的な活用事例

障害者自己紹介シートは、様々な職場環境で非常に効果的です。

例えば、聴覚障害を持つ従業員が、会議での要点を理解するための筆記通訳の必要性をシートを通じて伝えたり、肢体不自由な従業員が適切な作業スペースの調整を要求する場合に役立ちます。

このように、自己紹介シートを使って、個々の障害に応じた具体的な支援や配慮を明確に伝えることで、仕事の効率と職場での快適さが向上します。

障害者自己紹介シートを活用した成功事例

精神障害を持つある女性の求職者は、自己紹介シートを通じて自身の状況と職場でのサポートニーズを明確に伝えました。

彼女は柔軟な勤務時間と定期的な休憩が必要であること、また、ストレス状況下での作業には支援が求められることを示しました。

これにより、彼女は自身の能力を最大限発揮できる職場環境を見つけ、カスタマーサポートの職に就職することに成功しました。

職場は彼女のニーズに合わせた配慮を行い、彼女は顧客満足度向上に大きく貢献しました。

企業側から見たシートの活用価値

企業側にとって、障害者自己紹介シートは、障害者雇用の際の重要な判断材料となります。このシートにより、障害者の能力を正確に評価し、適切な職務配分や支援策を講じることが可能になります。

dodaチャレンジ を活用すると、障害者自己紹介シートの作成が効果的になります。dodaチャレンジ 企業の内情を深く理解しているため、障害者の能力や個性を企業に適切に伝える自己紹介シートを作成する際の大きなサポートになります。これにより、就職や転職活動がよりスムーズに進み、適切な職場環境での就業が実現可能です。

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自己紹介シートを作成するメリット

自己紹介シートを作成することは、多くの利点があります。

ここでは、応募者(求職者)と企業側の双方にとってのメリットをお送りします。

応募者(求職者)のメリット

自己紹介シートを用意することによる応募者(求職者)のメリットは、以下の4つです。

  • 苦手な業務や希望する配慮点を明確に伝えることができる。
  • 事前にしっかりと内容をまとめているので、誤解を受けるリスクが減少します。
  • シートを作成する過程で、自身の障害特性や必要なサポートを整理・明確化することができます。
  • 面接時、障害に関する詳細な説明を省略し、他の重要な話題に時間を割くことが可能となります。

企業側のメリット

自己紹介シートを利用することによる企業側のメリットは以下の通りとなります。

  • 応募者の得意・不得意が書類選考の段階で明確に把握できる。
  • 応募者がストレスを感じた場合の適切な対処方法が事前に理解できる。
  • 医師の意見書が添付されていれば、更なる安心感を得られます。

自己紹介シートを作成して、履歴書や職務経歴書とともに企業へ送ることで、選考過程がよりスムーズに進むことが期待できます。

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自己紹介シートを作成するにあたって自分の障害特性を整理する

自己紹介シートを作成する前の重要なステップ、つまり自分の障害特性の整理方法についてお送りします。

障害の特性というのは、障害が持つ特定の特徴のことを指します。

企業側は、新たな入社者に対して適切な配慮を提供する責務を持っています。この配慮の中心となるのは、障害に起因する「その人が苦手としていること」です。

このため、自分の障害特性をしっかりと理解し、それを整理しておくことが非常に大切です。

あなたの障害特性を整理するための4つのステップは次の通りです。

  • 業務上の「苦手なこと」を振り返る
  • 「苦手なこと」の共通点をまとめる
  • 「苦手なこと」をどのように工夫して業務を進めたかをリストアップする
  • 自己対処でカバーできない「苦手なこと」を明確にする=会社に希望する配慮事項

このステップを踏むことで、自己紹介シートをより効果的に作成する準備が整います。それぞれについて説明します。

業務上の「苦手なこと」を振り返る

あなたが自己紹介シートを作成する際に、仕事での苦手な点やミス、他者からの指摘をどのように洗い出すかの方法をお送りします。

苦手なことの具体的な状況の例

  • 代表電話を対応中、取り次ぐ先が分からずにミスをした
  • 業務の締切が突然前倒しされた際、どのタスクから手をつければ良いのかがわからず、動きが取れなくなった

上記のような事例を簡潔にまとめると、次のようになります。

電話対応でミスをしてしまう、業務に対応仕切れず動きが取れなくなってしまう

これを整理すると、次のような書き方が考えられます。

  • 自分の業務を行いながら電話対応することが困難です
  • 急な業務に対応する場合、それまでの業務を忘れてしまうことがあります

過去の経験や他者からの指摘をしっかりと振り返ることで、あなたの「苦手なこと」を明確にすることができます。

これが、自己紹介シートの作成に役立つ情報となります。

「苦手なこと」の共通点のをまとめる

洗い出した「苦手なこと」を基に、それらの似ている部分や傾向を探る作業を行いましょう。具体的には「どのような状況で問題が発生するか」を中心に分析することで、効果的に整理することができます。

対応に困りミスをする、進行が止まってしまう

「臨機応変な対応が難しい」という特性が浮き彫りになります。

同時に行っていた業務内容を途中で忘れてしまう

簡潔に表現すると、「複数の業務の進行や優先順位の管理が難しい」ということが理解できます。

このように、具体的な事例を元に「苦手なこと」の背後にある共通の特性や理由を明確にすることで、自己紹介シートの内容をより明確にすることができます。

「苦手なこと」をどのように工夫して業務を進めたかをリストアップする

ここでは、私の障害についてを整理する際に、業務上の「苦手なこと」にどのように対応し、それをどう工夫して乗り越えたかを紹介する方法をお送りします。

あなたが経験した「苦手なこと」やそれに対する具体的な工夫やアプローチを振り返り、それを明確に書き出してみましょう。具体的な例を下に示します。

電話対応中に必要な情報の確認が難しい場合の工夫

「会社名」「連絡先」「宛名」「内容」「折り返しの必要性」など、確認すべきポイントをまとめたメモを事前に用意しておく。

突然の新しいタスクに混乱してしまう場合の工夫

まず指示者に締め切りを確認し、それに基づいて必要なタスクをリスト化。その後、優先順位をつけて一つ一つ順番に取り組む。

こうした「苦手なこと」の対処法を整理し、自己紹介シートに反映させることで、あなたの取り組みや意欲を伝えることができます。

自己対処でカバーできない「苦手なこと」を明確にする=会社に希望する配慮事項

ここでは、自己紹介シートの中で、「苦手なこと」をカバーできない場面を整理し、それを会社にどう伝えるかの手法をお送りします。

ある「苦手なこと」は自己対処で工夫しても完全にはカバーできないことがあります。これが、「会社に希望する配慮事項」になります。それらの点を整理して、明確に伝えることが重要です。

電話応対において、メモの方法を工夫することで、ミスを減少させることができました。しかし、電話の回数が多いと、他の業務と同時にこなすことが難しくなります。

このような状況を考慮した配慮事項を以下に示します。

希望する配慮事項

  • 電話の応対が頻繁な部署での勤務の際、対応内容や範囲について事前に相談を希望します
  • 電話応対は、内線の取り次ぎのみや限定的な対応にしてもらいたい

自分で工夫してもカバーできない「苦手なこと」を、こうした形で会社側に伝えることで、より良い職場環境を築く手助けをしてもらうことができます。

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私の障害についてテンプレート

自己紹介シートを作成する際、記述すべき要点は次の3つです。

  • 障害の概要
  • 特性と自己対処
  • 希望する配慮事項

これら3つの要点に焦点を当て、実際の例を交えながら、どのように記載すれば効果的かをお送りします。

障害の概要

自己紹介シートを作成する際の初めのセクションは、障害の概要を簡潔に記載する部分となります。

この部分は、障害に関する基本的な情報を伝えるための重要なセクションです。

「障害の概要」書き方の例

障害の概要
診断名:ASD(自閉症スペクトラム)
手帳の種類:精神保健福祉手帳2級
通院/服薬の頻度:月1回(曜日不定)/朝晩各1回
就業に関する許可:

ここでは、内容を簡潔に伝えることが大切です。特に、通院の情報は勤務形態に影響を及ぼす可能性があるため、曜日や頻度をしっかりと記載しておくことをおすすめします。

特性と対処法

自己紹介シートを作成する際の重要な部分として、自身の障害特性とそれに対する自己対処の方法を記述します。

ここでは、どのように自身の特性を理解し、それに対してどのように対処しているのかを伝えることが大切です。相手が把握しやすいように、特性は2~3個程度にまとめると良いでしょう。

「特性と対処法」書き方の例

障害の特性と自己対処
私は以下の特性を持ち合わせておりますが、それぞれに工夫や努力を続けて業務を円滑に行っております。
特性1:短期間での作業、特に入力業務等を急ぎで進める際には、注意力の散漫が見られることがあります。
自己対処:頻発するミスのポイントをリストアップし、作業完了前にリストを参照してチェックを行う。
特性2:一つのことに深く集中する傾向が強く、過度な集中を避けるための対処が必要です。
自己対処:定期的に小休憩を挟むことで、疲労や集中力の低下を予防します。
特性3:複数のタスクを同時に行うのは得意ではありません。
自己対処:作業を開始する前にタスクの優先順位を明確にし、時間を設けてそれぞれのタスクに集中するようにしています。

厳格な記載ルールは存在しないため、自己対処の方法がまだ見つかっていない特性も、正直に伝えることが大切です。

希望する配慮事項

自己紹介シートを作成する際、その中で大切な項目の一つが配慮事項です。ここでは、自身に必要な配慮を相手に理解してもらうための具体的な内容を紹介します。

「希望する配慮事項」書き方の例

ご理解と配慮をお願いしたい点
前述のような自己対処を行っておりますが、自己対処のみで対応が困難な場合、以下の点での配慮をいただけますと幸いです。
配慮1:定期的な通院のサポート
月に1回の通院日を設けるため、その日の休暇を確保いただけますと助かります。
配慮2:残業時間の制限
月間の残業は10時間以内に抑えたいと思っております。
配慮3:気軽に相談できる環境の提供
仕事に関する悩みや疑問を持った際、相談しやすい環境の整備を希望いたします。

こちらは要望になりますので、「〜幸いです」「〜助かります」「〜希望します」といった丁寧な言葉遣いを心がけることで、相手に柔らかく伝えることができます。

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配慮事項の伝え方・書き方

自己紹介シートの作成に際して、特に大切なのは、配慮事項の伝え方です。

どのように自身の配慮事項を表現するべきか具体的な方法を紹介していきます。

障害を持つ従業員として、職場における配慮事項を伝える際のポイントや方法について、正しく伝えることは非常に重要です。以下は、自己紹介シートの中で伝えるべき主な配慮事項の参考例です。

それぞれの配慮事項の詳細と、書き方の例をご紹介します。

時短・時差出勤の配慮事項について

自己紹介シートの中で、時短や時差出勤の希望を伝える場面があるかと思います。ここでは、その際の伝え方のポイントをお送りします。

希望する時短・時差出勤の理由と、どのくらいの期間継続したいかを明確に伝えることが大切です。この情報をしっかりと伝えることで、相手方の理解や業務調整がスムーズに行われることが期待されます。

時短を希望する例

健康を考慮し、長期間の勤務が可能となるように、最初の段階では4時間勤務から始めて、新しい環境への適応を図りたいと考えております。

時差出勤を希望する例

満員電車に乗車して発作を起こし出社出来なくなってしまう事態を避けるため、ピーク時間を外しての出勤を希望します。

このように、自分自身の健康や安全を守るための配慮を希望する際、それがどのように企業側にもメリットをもたらすかを伝える形にすると、より受け入れられやすくなります。

集中出来る席・パーティーションが必要な場合

集中力を高めるための席環境の配慮は、自己紹介シートに記載する際の重要なポイントです。ここでは、そんな席環境に関する配慮の伝え方についてお送りします。

周囲の動きや音に敏感で、気が散りやすい方は、特定の席やパーテーションを希望することがあります。例として、人の出入りが少ない場所や、視界を遮る壁側の席、あるいはデスク用のパーテーションが欲しいといった要望が考えられます。

集中出来る席を希望する例

集中に必要な環境を整えるため、壁際や人の往来が少ない席を希望いたします。

パーティーションを希望する例

集中する際の環境に敏感な特性を持っており、業務への専念を助けるため、デスクのパーテーションの設置をお願いできれば幸いです。

企業側がどのようなパーテーションをイメージしてもらうと良いのか分かりにくい場合、設置イメージの写真や資料を同封すると、具体的なニーズが伝わりやすくなります。

音に対する配慮をお願いする場合

特定の音や周囲の話し声に対する過敏さを感じる方は、業務中にイヤホンを使用したり、音楽を聴くことで集中しやすい環境を整えることを希望することがあります。

ここでは、音楽やイヤホンの使用を許可してもらう場合の書き方をお送りします。

イヤホンの使用を許可してもらう例

周囲の音に対する過敏さがあり、それが業務への集中を妨げることがあるため、イヤホンを使用して音楽を聴くことでより効率的にタスクに取り組むことができます。
イヤホンを使用する際には、他のスタッフとのコミュニケーションを妨げないよう、適切な音量に調整して使用します。

具体的な使用方法や調整方法を記載することで、企業側が配慮の内容をより明確に理解しやすくなります。

電話対応の免除をお願いする場合

自己紹介シートを活用することで、電話対応に関する特定の配慮を効果的に伝えることが可能です。ここでは、電話対応に関する配慮の伝え方についてお送りします。

事務職等での業務を希望される方の中には、予期せぬ電話対応が難しいと感じる方がいます。このような懸念や配慮を具体的に伝える際の書き方をお送りします。

電話対応の免除をお願いする例

不意の電話応対においては、緊張の結果、適切な対応が難しくなることが懸念されます。そのため、可能であれば、取次や内線のみの対応を希望いたします。

この方法で、企業側に対し、電話に全く応対しないのではなく、限定的ながら対応を行える旨を伝えることで、職務に対して前向きな姿勢をアピールすることが出来ます。

通院について伝える

自己紹介シートは、働き手としての特定の配慮や状況を伝える上で非常に役立ちます。ここでは、通院の際の配慮を伝える方法についてお送りします。

例えば勤務時間中に定期的な通院やカウンセリングが必要な方もいらっしゃいます。このような情報を企業に伝える際、企業から「休日への変更は可能ですか?」との質問があるかもしれません。しかし、休日に通院が難しい場合、以下の方法で伝えることが考えられます。

通院について理解と配慮を求める例

私の主治医の診療日が限られているため、通院日の変更が難しい状況です。そのため、通院日は遅刻または早退とさせていただければ幸いです。また、通院日は事前の○週間前にスケジュールをお伝えします。

このように、早めにスケジュールを確定することで、会社側も業務の調整を行いやすくなります。

業務量の調整をお願いする場合

自己紹介シートは、自身の適切な業務量や必要なサポートを伝える際の非常に役立つツールとなります。ここでは、業務量に対する配慮の方法についてお送りします。

業務量は、単に多いか少ないかの問題だけでなく、様々な側面が考慮されるべきものです。待ち時間が多くなり過ぎると心身のストレスとなったり、一方で、多くの業務を一度に抱えると優先順位がつけづらくなる方もいます。

こうした業務の適量は、他の人にはわかりにくいことも多いです。そのため、日常のコミュニケーションや自己紹介シートを利用して、適切な業務量の調整を伝えることが重要です。

業務量の調整をお願いする例

私は以前、○○の訓練を1日4時間、週5日実施しており、その経験から○○の業務を適切にこなすことが可能です。他の業務に関しても、指示に従いつつ、効率よく取り組む意向です。
ただし、ミスを避け、質を保つために、最初や体調が不調の際は業務量を少なめに調整していただけると幸いです。
将来的には、業務の範囲や量を増やしていくことを希望しております。

業務量を減らして欲しい場合の例です。

このように、業務に対する取り組み方や適切な業務量を自己紹介シートを活用して伝えることで、よりスムーズな職場環境を築く手助けとなります。

指示の仕方について

自己紹介シートを使用することで、自身の指示を受け取る際の適切な方法や好ましい環境を伝えることが可能です。ここでは、指示の仕方における配慮の必要性と方法についてお送りします。

指示を受ける時の方法や速さ、ツールの選択など、少しの配慮で大きく効果を上げることができます。特に、一度に多くの指示を受けることにストレスを感じる方や、情報の取得が特定の方法でスムーズであるという方もいます。

指示の仕方について配慮をお願いする例

私は、聴覚のみの情報収集が難しく、メモを取りながらの確認を好むため、ゆっくりとした口頭の指示を希望しております。
文字での情報伝達、例えばメールやチャットを利用しての指示が、私にとって非常に理解しやすい手段です。
このような方法での指示は、情報の漏れを防ぎ、業務に支障をきたすリスクを軽減することができます。

指示の仕方の理解しやすさの必要性を伝えることは、業務の効率化や職場の円滑なコミュニケーションにも効果的です。

書き方がよく分からない場合はdodaチャレンジ に相談してみましょう。

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自己紹介シートにあわせて行う自己PRとは

自己紹介シートを提出するとき、ただ自分の情報を伝えるだけではなく、自分の強みや個性を前面に出すことが大切です。

この部分が自己PRにあたります。

自己PRをうまく行うことで、応募先の企業に自分を深く理解してもらい、選ばれる可能性を高めることができます。

自己PRの目的と重要性

自己PRの目的は、自分の長所や過去の経験、成功体験を通じて、企業に自分の価値を認識してもらうことです。

自分がどのような人物で、どんな能力や特性を持っているのかを明確にすることが重要です。

これにより、企業は求職者が持つ潜在能力を見出し、職場での活躍を期待することができます。

自己PRが重要なのは、障害を持つ人々が直面する就職のハードルを乗り越えるためです。企業は、障害を持つ応募者が仕事においてどのような強みを活かせるか、どのような配慮が必要かを知ることができます。

自己PRを通じて、自分の障害についても前向きに伝え、職場での貢献方法を示すことができます。

自己紹介シートと自己PRの関係

自己紹介シートは、自分の基本情報、学歴、職歴などを記入する書類ですが、これだけでは自分の個性や能力を十分に伝えることができません。

自己PRは、自己紹介シートに書かれた情報を補完し、自分の強みや特性を具体的にアピールするために行います。

自己紹介シートに自己PRを加えることで、応募者一人ひとりの個性や強みが際立ちます。これにより、応募者がどのような人物かを企業がより深く理解することが可能になります。

特に障害を持つ人が就職活動を行う際には、自己紹介シートと自己PRをうまく組み合わせることが、企業に自分を理解してもらい、働きやすい職場を見つけるための鍵となります。

障害を持つ人が仕事を探すときの自己PRの組み立て方

自己PRは、自分自身を魅力的に紹介し、職場でどのように貢献できるかを示すための重要な手段です。

自分の能力や適応力を具体的にアピールすることが、働きやすい職場を見つける上で非常に重要になります。

最初に結論を話す

自己PRを始める際には、まず最も伝えたいポイント、つまり結論から話し始めることが大切です。

これにより、聞き手の注意を引き、興味を持ってもらうことができます。

たとえば、「私は困難な状況でも前向きに取り組める人です」というように、自分の強みを簡潔にまとめて伝えます。

エピソードを簡潔に説明する

結論を述べた後は、その結論に至った具体的なエピソードを簡潔に説明します。

このとき、実際に経験した事例を用いて、自分の言葉で話すことが重要です。

エピソードを通じて、自分の能力や性格がどのように役立ったのかを示すことができます。

課題になることを明確に話す

エピソードの中で直面した課題や問題点を明確に話します。たとえば次の通りです。

  • 新入社員研修でのチームプロジェクトの期限遵守問題
  • ボランティア活動中に生じたコミュニケーションの障壁
  • アルバイト先での商品在庫管理の誤差修正
  • 学生時代のグループ研究での意見対立の解決

課題を具体的に示すことで、自分がどのような状況でも冷静に問題を分析し、解決策を見つける能力があることをアピールできます。

その課題をどのように解決したかを話す

課題に対してどのように取り組み、どのように解決したかを説明します。

この過程で、自分の創造性、柔軟性、リーダーシップなどの能力をアピールすることができます。

解決策を実行に移した結果、どのような成果が得られたのかも具体的に述べます。

その経験が仕事でどう役立つかを話す

最後に、これまでのエピソードや解決策が将来の職場でどのように役立つかを話します。

自己PRを通じて、自分が企業にとって貴重な資源となり得る理由を明確に示します。

自分の強みや経験が、求める職種や業界でどのように活かせるのかを具体的に説明することで、企業側に自分を採用するメリットを強調できます。

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障害者雇用枠での自己PRをおこなう際のポイント

障害者雇用枠での就職活動において、自己PRは非常に重要な役割を果たします。

自己PRを通じて、応募者が持つ独自の強みや能力、企業に対してどのように貢献できるかを明確に伝えることが求められます。

このプロセスでは、いくつかのポイントを押さえることが成功への鍵となります。

数字を使って説明する

自己PRで数字を使うことは、あなたの成果や経験を具体的かつ説得力のあるものに変えることができます。

たとえば次のような表現は、具体的な数字によってあなたの実績が明確に伝わります。

「プロジェクトでの成功により売上を20%向上させた」
5人のチームを率いて、期限内にプロジェクトを完了させた」

このように、具体的な数字を用いることで、あなたの貢献度や効果をはっきりと示すことができるのです。

短い時間で伝えられるように複数の話を用意する

面接や自己紹介の機会では、限られた時間の中で自己PRを行う必要があります。

そのため、短時間で効果的に自分をアピールできるよう、複数の短い話を用意しておくことが大切です。

例えば、「1分間自己PR」と「3分間自己PR」をそれぞれ用意することで、状況に応じて柔軟に対応できます。

この準備により、短い時間の中でも、自分の強みや経験を効果的に伝えることが可能になります。

配慮があれば働けるかをはっきりさせておく

障害を持つ人が就職活動をする際には、自分の障害に対する理解と、必要とされる配慮を明確に伝えることが重要です。

面接や自己PRの中で、「特定の配慮があれば、このように貢献できます」と具体的に説明することで、企業側はあなたが職場でどのように活躍できるかを理解しやすくなります。

例えば、特定の作業環境の調整や、コミュニケーション手段の配慮など、自分に必要な配慮を具体的に伝えることで、よりスムーズに職場への適応を図ることができます。

応募する会社について調べる

自己PRを作成するうえで、応募する会社のことをよく調べ、その会社が求める人材はどのような特性を持っているかを理解することが重要です。

会社の業界、文化、求めるスキルや価値観を調べることで、自己PRをその会社に合わせてカスタマイズすることができます。

dodaチャレンジ を使えば、あなたの特性に合った理想の企業を紹介してもらえます。専門のキャリアアドバイザーが、あなたの能力や希望を理解し、最適なマッチングを提供します。

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自己紹介シートについてのよくある質問

自己紹介シートを作成する際の、よくある質問をお送りします。

うつ症状などの二次障害の記載は必要?

自己紹介シートに「うつ症状」などの二次障害を記載すべきかの疑問に答えます。もし現在も服薬や通院が続いている、または必要な配慮がある場合、それらの内容を明記しましょう。

発達障害が原因となった二次障害として、〇〇年に双極性障害の診断を受けた経緯があります。現在も2~3カ月に1回の通院と1日1回の服薬を継続しております。

また、二次障害が過去にみられ、現在は寛解している場合も、以下のように詳細を補足しておくとよいでしょう。

○○年に二次障害としてうつ症状が確認されましたが、適切な療養の結果、現在は症状が見られない状態で安定しております。

業務に支障はないものの不安な点はどう書いたらいい?

業務に大きな影響はないものの、転職先に伝えておくと安心する内容について、どのように記載するかをお送りします。不安な点や気になる点は「補足事項」として、以下のように詳細に記述することがおすすめです。

特別な対応は必要ございませんが、障害の特性により、人の目を直接見て会話することが少々難しいことがございます。何卒、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
また、特別な対応は不要ではございますが、障害の特性として、軽い雑談やフリートークが得意ではありません。こちらについても、ご理解いただけますと幸いです。

転職エージェントdodaチャレンジ は、企業の内情、職場の雰囲気や採用実績など独自の情報を提供してくれます。より明確に企業を選べる情報を教えてもらえます。

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まとめ:自己紹介シート(私の障害について)の書き方

障害者の方向けの「自己紹介シート」の作成方法や書き方をお送りしました。

直接の応募やハローワークを利用しての応募時に、障害者、自己紹介シートを履歴書や職務経歴書とともに送ることがポイントです。

一人での作成に自信がない、確認してほしい、という方は、転職エージェントへの登録をおすすめします。初回面談後、書類の添削を受けることもできます。

転職活動をスムーズに進めるため、適切なサポートを受けることを心がけましょう。

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